北欧風輸入住宅の『スウェーデンハウス』
スウェーデンハウスと言えば、『高気密高断熱住宅』が特徴でスウェーデンにある工場で作られた材料を輸入し建設しているハウスメーカーです。
私たちの家もスウェーデンハウスで建てました。
『オリコン総合満足度1位』を連続受賞していることからも、スウェーデンハウスで建てた方の満足度が高いことが伺えます。
しかし、北欧の雰囲気や機能性・アフターサービスなど様々なメリットを感じて選んだのですが、逆にデメリットも感じています。
- 坪単価が高さそう
- 木枠の窓サッシのメンテナンスがめんどう
- 網戸がない
このような口コミをよく見かけます。
そこで本記事では、スウェーデンハウスで家を建ててみて実際に感じたデメリットについてまとめています。
目次
私たちが感じたデメリット
地元に支店がない
- 打ち合わせが大変
- 工事費用で遠方費がかかる
私たちが住んでいる地域にはスウェーデンハウスの支店がありませんでした。
近隣のところで言うと車で1時間半~2時間かかってしまいます。
ハウスメーカーを決めるにあたってモデルハウス見学によく行くと思いますが、近くの場所にモデルハウスがないと、見学に行くだけでも疲れてしまいます。
実際にスウェーデンハウスのモデルハウスを数件見学しましたが、毎回車で1時間~2時間移動していました。
施工会社をスウェーデンハウスに決めた後も、打ち合わせはモデルハウスで行ったり、支店に行ったりしていたので、毎回移動時間がかかってしまうことがストレスにもなりデメリットでもありました。
地元に支店があると仕事終わりとかでも打ち合わせができるので便利だったなぁと感じました
また、工事費用で遠方費用がかかってしまいます。
スウェーデンハウスの家を建てる大工さんは決まっているため、会社から遠いとホテルに泊まって作業をしてくれます。
そのため経費がかかってしまうようです。
施工経験がある大工さんが行ってくれることで、どの家も変わらない性能を保つことができますが、建てる場所が遠いと、遠方費用がかかる場合があります。
安心感はありますが、費用の面ではデメリットになってしまいます。
金額が高い
口コミのところでも話に挙がりましたがやはり気になるポイントは『金額』です。
スウェーデンハウスは坪単価が平均より高めのハウスメーカーになると思います。
内装デザインや住宅設備(キッチンや洗面台・お風呂など)をハイグレードの物を選んでいくとどんどん料金は上がってしまいます。
壁紙やカーテン、照明など内装で金額がかなり変わりますので、予算と相談するには妥協も必要だと感じました。
しかし、断熱・気密性能においては、金額によって性能が変わることはありません。
他のメーカーや工務店だと、窓をトリプルガラスにしたり断熱材を変えたり仕様によって金額も大きく変わってしまうかと思います。
その点、スウェーデンハウスだと、どのオーナーさんの家もほぼ同じ性能であると思います。
建てる場所によって遠方費用も変わってくるのかなと思います。
追加工事費用や手間賃がかかってしまう
収納や造作カウンターなど、造作で施工会社に作ってもらおうとしている方も多いと思います。
スウェーデンハウスの場合は、追加料金が発生することがほとんどです。
造作カウンターや棚板など1枚いくら、というように金額がどんどん増えてしまいます。
なので、シューズクローゼットの棚板など自分たちで用意することができれば、かなり費用の削減になります。
引っ越しするときには棚板の準備をしておきたい方は早めにサイズを測っておくと良いですね。
私たちは上棟立会いの時にははっきりしたサイズはわかりませんでした。
上棟後、内部の木工作業が進んできてから大工さんに棚板のサイズを測ってもらいました。
工務店などの場合は、造作収納やカウンターなど臨機応変に対応してくれるところが多いイメージなので、費用の面でデメリットに感じます。
スウェーデンハウスは網戸もオプション??スウェーデンハウスのオプションについて
メリットがデメリットになるかもしれません!
高気密・高断熱であるため生じるデメリット
スウェーデンハウスの特徴でもある、高気密・高断熱がデメリットになる可能性もあります。
気密性が高いため、ニオイが充満しやすいという点があります。
気密性が高いことで、匂いも逃げる場所がなく漂ってしまうという点です。
24時間換気システムがついているため、1日で部屋中の空気が入れ変わるようになっています。
一時的に灯油ストーブを使う場合は注意しないといけないですね。
スウェーデンハウス側としては、灯油ストーブは使用しないよう推奨していました。
気密性が良いため一酸化炭素中毒のリスクが上がってしまいます。
また、声が家屋の中で響きやすいという点もあります。
気密性が高いため、外にピアノの音や声が漏れることはまったくありませんが、家の中では響いてしまいます。
部屋の中が乾燥しやすい
気密性・断熱性が優れているため、家屋内が乾燥しやすくなってしまいます。
特にエアコンやパネルヒーターを使っていると乾燥は強くなってしまいます。
そのため加湿器を置く家庭が多くなっています。
他には洗濯物を干したりすることで緩和されるかもしれませんね。
我が家は、冬場パネルヒーターを使っていますが、加湿器を使っていないと湿度が30%前後まで下がります。
加湿器を使って40%なんとかあるかなってレベルで生活しています。
住んでいる地域によって湿度は変わるため、あくまでも参考程度に見てください。
まとめ
いかがでしたか?
どの程度のデメリットなら需要できるのか、また自分たちで対応を取ることができるかが重要になると思います。
解決できる問題であれば、生活していく上で大きな問題にはならないと思います。
本記事含めweb上には様々な情報がありますので、スウェーデンハウスの宿泊体験に行ってみたり、実際にスウェーデンハウスで家を建てた方から話を聞くと情報の整理がしやすいと思います。
本記事ではスウェーデンハウスについて紹介しましたが、様々な施工会社を比較して自分に合った施工会社を見つけていく参考になれば嬉しいです。
エゾムース(@EzoMoose)です!