新築一軒家の価格について。
家を建てる時に一番気になるところですよね。
我が家はスウェーデンハウスというハウスメーカーで家を建てています。
北欧な雰囲気のある高気密・高断熱を売りにしているハウスメーカーになります。
そして
実際にかかった建築費用は3000万+税(10%)です。
(2020年に建てました)
建てる時期によって部材の価格や人件費は変わりますし、税率も変わるので参考程度にみてください。
年々家の価格は高くなってきているようですね。
本記事では、
- スウェーデンハウスは実際高いのか?
- 建築費用の内訳について
- 他にも費用はかかるのか?
- 他社で見積もりをしたときの比較
についてまとめています。
目次
スウェーデンハウスは実際高い?
スウェーデンハウスの価格帯
スウェーデンハウスの坪単価は平均90~100万円らしいです。
我が家を坪単価でいうと90万円くらいになりますね。
ただし、この坪単価というのは、あまりあてにしない方が良いと思っています。
その理由は下記の記事にまとめています。
スウェーデンハウスは他のハウスメーカーや工務店と比べて高い印象は受けます。
では、なぜ価格が高くなるのでしょうか。
なぜ価格が高くなるのか
- 断熱性・気密性が高い
断熱性と気密性は他社と比較しても高い数値を出しています。
引き渡し前に全棟測定してくれて、その数値を引き渡しの際に賞状のようにして渡してくれます。
断熱性をQ値やUa値で表し
気密性をC値で表すのですが
我が家の数値はQ値:1.15、Ua値:0.36、C値:0.3でした。
気密性や断熱性は窓の性能が大きく関わっているようです。
スウェーデンハウスの窓は木製サッシでトリプルガラスになっています。
北海道のように寒い地域でも冬快適に過ごすことができ、室内に気温差ができにくいのでヒートショックの心配も減りますね。
家の性能が良いぶん、コストもかかってしまうのでしょう。
- 標準で扉や幅木、階段がパイン材
スウェーデンハウスはパイン材を中心使っています。
我が家はまだ1年しか経っていませんが、木の香りがずっと残っています。
知人の家は15年ほど経ちますが、家に入ると同じように木の香りがしてきます。
床材を無垢材にしようとすると金額はけっこう上がります。
我が家は挽き板フローリングにしていますが、リビングだけでも無垢材にしても良かったかなと住んでから後悔しています。
- メンテナンス頻度が少なくて済む屋根材
天然石付ガルバリウム鋼板(ヴィクセン)という屋根材を選んでいます。
まったくメンテナンスが必要ないわけではありませんが、頻度は少なくて済むようです。
価格を抑えようと思うとGL(ガルバリウム)カラー鋼板も選択肢にありましたが、こちらは塗り替えの目安が7-8年だそうで、少し高い方を選びました。
今回選んだ屋根材は落雪防止屋根になるようで、雪が降る地域だと落雪が怖いので、落雪しにくい屋根材を選んでいます。
(無落雪屋根ではありません)
屋根材や外壁材について記事をまとめています。
- 北欧風な可愛い外観・内装なのでインテリアに費用がかかりやすい
これは私たちの意見ですが、可愛い外観・内装なので、ペンダントライトやカーテンなどインテリアを合わせて可愛くしようと思うと金額が高くなりやすかったです。
ついつい北欧雑貨をみてしまいがちになります。
- 施工に遠方費用がかかった
遠方費用は我が家の場合ですが、私の住んでいる場所が田舎で近くにスウェーデンハウスの営業所もないため、家を建ててもらう際にも遠方費用がかかりました。
職人さんはホテルに泊まって作業してくれていましたよ。
標準で家の性能が高いことが価格にも影響している部分かと推察します。
SAKITATEプランという規格プランで安く抑える方法も
規格住宅のプランもあります。
費用としては注文住宅で家を建てるよりもかなり抑えることができます。
また、最近SAKITATE Limitedという新しい規格プランが誕生したようです。
コロナ禍に対応したリモートワークスペースや玄関近くでの手洗いなど新しい生活様式に合わせたプランが増えているようなので、要チェックですね。
以前はお風呂が必ず2階にあったのですが、最近その縛りがなくなったと、アフターメンテの担当者さんから聞きました。
気になった方は担当者さんに聞いて確認してみてください。
私たちは2階にお風呂が嫌だったので、規格ではなく、注文住宅で家を建てています。
規格住宅の選択肢がどんどん広がっているので、価格帯で悩んでいる場合でも、同じスウェーデンハウスの性能で快適に住めるのはメリットですね。
建築費用の内訳
A
- 基礎工事
- 本体工事
- 建具工事
- 外部仕上工事
- 外部付加工事
- 内装工事
- 内部付加工事
- 住宅設備工事
- 電気設備工事
- 給排水衛生設備工事
B
- 仮設工事
- 付帯工事
C
- 諸経費
- 申請料等
D
- 照明工事
- 窓廻り工事
など
見積書にはこれだけの項目が記載されていました。
しかし、実際に家を建てるには、これ以外にも費用がかかるポイントがあるので注意しましょう。
建築費用以外でコストがかかるのは?
上記の項目以外では、土地代や外構費用、地盤調査費用や火災保険料など色々とお金が必要になってきます。
特に外構費用に関して、私は甘く見ていました。
私の家の土地は100坪近くあるので、家以外のスペースがけっこう余っています。
そのスペースは駐車場にしたり、庭にしたりと色々構想を練っていましたが、費用がかなりかかります…
外構業者に駐車場のコンクリートや庭の人工芝、土止めブロック、フェンスなど全て見積もりを出していただくと、4社に掛け合い一番安いところで350万円という結果に…
結局は外構業者に依頼せず後回しにする結果になっています。
外構はDIYでゆっくりと進めています。
一度にすべての外構工事をやろうと思うと費用もかなりかかりますが、ちょこちょこやっていくことで一度にかかる費用を分割する方法もあります。
ちなみにスウェーデンハウスと連携している外構業者とも打ち合わせをしましたが、費用が高い割にあまりいい提案はされませんでした。
住んでいる地域によって、連携している業者も変わるので、一概には言えませんがオススメしません。
他社と比較して
私たちが家を建てる際、他のハウスメーカーや工務店とも打ち合わせを行い見積もりをいただいていました。
実際にスウェーデンハウスに近い性能や家の間取りなどで希望を出し、費用はどれくらい変わるのでしょうか。
ちなみに私たちの予算は3000万円とお伝えしています。
私たちが悩んだ会社は、一条工務店と地元工務店でした。
今住んでいるスウェーデンハウスの家と全て仕様が一緒ではありませんので、あくまでも参考程度にみてください。
- 一条工務店
一条工務店は気密・断熱性の高い住宅メーカーですよね。スウェーデンハウスよりも断熱性は高いのかもしれません。
価格帯と家の見た目が合わずやめました。
太陽光発電がついているので、今住んでいる家よりも性能が良いと思います。
34坪の2階建てで、建築費用は3500万+税(10%)でした。
- 地元工務店
漆喰や無垢材を売りにしている工務店でした。
私の職場の方など知り合いが多く建てているところです。
窓はトリプルガラスで樹脂サッシが標準になっています(北海道はこれが標準になっているところが多いのかも)
床材を無垢材でやってくれています。
34坪の2階建てで、建築費用は3200万+税(10%)でした。
だいたい同じくらいの建坪で家を建てようと思うと3000万円は超えてくるんですね。
他にもローコストなメーカーなどもありますので、3000万円というのはあくまで私たちの目安です。
しかし、スウェーデンハウスだからと言って、一概に金額が高いわけではないことがわかりました。
一条工務店のように太陽光発電をのせたりすると、スウェーデンハウスのほうも当然金額は高くなってしまいますね。
まとめ
以上、スウェーデンハウスで家を建てる費用についてでした。
実際、スウェーデンハウスは高いハウスメーカーだと思いますし、同じ金額を払えばもっと大きい家を建てることもできたと思います。
ですが、家の広さよりも、家の機能面・設備面を充実させるほうが、住んでいて快適に過ごせるのではないかと私は考えています。
実際住んでいて、後悔するポイントは部屋の広さよりも設備面での後悔が多いです。
なので、家を建てる費用として、スウェーデンハウスのように高気密高断熱な家を建てようと思うと、金額は高くなりやすいのだと思います。
こんにちは!
エゾムース(@EzoMoose)です